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在宅看護論(17 )(在宅における医療管理を必要とする人と看護) [在宅看護論]

7)在宅中心静脈栄養法

(1)療養者

・ 中心静脈栄養法とは、上大静脈に中心静脈カテーテルを留置し、そこから人体に必要な栄養素を含む高カロリー輸液剤を注入する栄養法です。

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(2)中心静脈栄養法

・ 中心静脈カテーテルの留置方法には、体外式(皮下トンネル式)、皮下埋め込み式、末梢挿入型があります。

・ 高カロリー輸液製剤は、「高カロリー輸液用基本液にアミノ酸製剤を混注するタイプ」 「高カロリー輸液基本液とアミノ酸製剤が隔壁となるイージーピールシールで分離されており、使用時に混合するツインバッグタイプ」 「高カロリー輸液基本液にアミノ酸が含まれているワンパックタイプ」 があります。

・ 輸液を注入する方法には、24時間持続注入法と間歇注入法があります。

(3)合併症の予防

・ 合併症は、カテーテルが発症過程に関与する空気塞栓、血栓、感染と、輸液が関与する高血糖、低血糖、電解質異常、必須脂肪酸欠乏症、微量金属欠乏症などの代謝異常があります。

・ 輸液ラインの交換時は、空気塞栓をおこさないように注意を払います。

・ 感染予防には、混注の回数を減らす、輸液ラインの接続部をできるだけ減らす、輸液調剤や輸液ラインセットを行う際には清潔な場所を選ぶなど心がける必要があります。

(4)指導と安全管理

・ 中心静脈栄養下における感染予防、病状の管理、日常生活の管理について注意点を説明しておきます。

・ 血液の逆流や不十分なヘパリンロック、ルートの折れ曲がり、脂肪乳剤や電解質の結晶化でカテーテルが詰まることがあるので、輸液ラインの取り扱いに注意します。

・ 体外式でもヘパリンロックや防水フィルムドレッシングの使用で、入浴が可能であることを説明し、入浴後は刺入部の消毒をするように指導します。  最近ではへパリンロックに替わり、生食ロックでもよいのではという考えも出てきています。

へパ生理.png

・ 外出の際は、中心静脈栄養法専用のジャケットや普通のリュックサック、手提げバッグなどに輸液バッグと注入ポンプを入れて持ち運ぶなどの工夫を提案します。

(5)医師との連携

・ 主治医との間で、トラブル時の対処方法を確認し、診察や指示を受けることができるように体制を整えておきます。

・ カテーテルのタイプや挿入日、注入輸液と混入薬剤の有無や方法、輸液量と輸液パックの交換時間、刺入部の消毒方法、輸液ルートの交換時期など指示内溶を確認しておきます。

・ 中心静脈栄養に必要な物品に不足が出ないように早目にかかりつけ医に依頼します。

・ 輸液セットや体液が付着した材料は医療廃棄物のため、かかりつけ医に処理を依頼します。

[設問] 中心静脈栄養での合併症の組み合わせで正しいものを一つ選べ。

イ 空気塞栓・微量金属過剰症・血栓

ロ 脂肪塞栓・微量金属減少症・出血

ハ 空気塞栓・微量金属欠乏症・感染

ニ 感染・必須脂肪酸過剰症・微量金属欠乏症             正解 (


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