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小児看護学(36)(さまざまな状況にある子供と家族への看護) [小児看護学]

(3) 呼吸困難時のアセスメントと看護ケア

子供の肋骨.png

・ 肺胞は成長に伴いその数が増え、大きさも増していきます。 小児は成長途上のために排気量が少なく、体重あたりの換気量は成人の2倍必要です。

・ 乳幼児は、呼吸の苦しさを訴えることができないので、呼吸数の変化、異常呼吸の有無、脈拍数の変化、不整脈の有無、顔貌、チアノーゼ、四肢の冷感、体温の変化などの状態を細やかに観察して把握します。

・ 授乳・食事摂取後は、胃の膨満による横隔膜の挙上で呼吸が苦しくなり、嘔吐による気道の閉塞の危険性が高まることがあります。 排気を十分行い、安楽な体位にして一般状態に気をつけます。

(4)けいれん時のアセスメントと看護ケア

けいれん時のアセスメント.png

(5)生命徴候が危険な状況にある子供の観察とケア、および家族への援助

・ 子供の症状はささいに見えても重篤な疾患の初期であったり、緊急治療を要したりすることが少なくありません。 バイタルサイン、全身状態を観察して、緊急度を判断します。

・ 入院と同時に検査や治療処置で身体に侵襲や危害を受けて恐怖やストレスが高まります。 子供が少しでも安心できるように、子供の訴えに耳を傾け、子供が理解できる言葉で話すようにします。

家族への説明.png

・ 考えが混乱し、感情が動揺している時には、親は、子供の状態を否認したい気持ちもあり、疾患に関する説明を理解するのが難しくなります。 親の納得がいくまで、希望に沿い繰り返し説明する必要があります。

[設問] 小児の呼吸器の特徴として、正しいものを一つ選べ。

イ 肋骨は水平に走行する。

ロ 横隔膜は低位である。

ハ 排気量が大きい。

ニ 胸腔の拡張能が大きい。

                    正解 (

[設問] 小児のけいれんをおこす疾患で、最も多いものは、次のどれか?

イ 点頭てんかん

ロ 熱性けいれん

ハ 欠神発作

ニ ミオクロニー発作                  正解 (


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