母性看護学(16)(周産期にある人々の看護) [母性看護学]
(3)褥婦の日常生活とセルフケア
・ 分娩後は交感神経の興奮や会陰切開、裂傷による疼痛、筋肉痛、授乳などにより睡眠不足になりやすくなっています。 疼痛コントロールを行い、児のペースに合わせて休息をとる必要があります。
・ 食事はバランスよく必要量を摂取するようにします。 授乳婦は、授乳のために、600kcal付加する必要があります。
・ 適度な活動は、悪露の排出を促し骨盤内循環もよくなり、全身の筋力回復も早める作用があります。 産褥体操は産褥1日目より始めて、褥婦の生活や状況に合わせて4〜6週間は継続するようにします。
・ 産褥期は分娩時の影響により、排尿障害(排尿困難・尿失禁)がおこりやすく、便秘になりやすくなっています。
[設問] 授乳婦が授乳のために付加すべきカロリーはどれくらいか?
イ 200kcal ロ 400kcal ハ 600kcal ニ 800kcal
正解 (ハ)
コメント 0