精神看護(13)(精神看護の基本概念) [精神看護学]
(4)壮年期における発達危機
・ 壮年期とは、30代から老年期までの間をさし、身体的能力は少しずつ落ち始めるものの、社会的役割は大きくなり、心理的には最も充実した時期であるとされます。
・ 壮年期の発達課題は、「生殖性」 が 「停滞」 を上回って獲得されることです。
・ 「生殖性」とは、親が子を生み、育てるということに典型的な意味がありますが、広い意味では、次世代の人々が育っていくことに興味を持つことをいいます。
・ 「生殖性」の発達が阻まれると、壮年期の発達危機が現れ、自分の世界のみに関心が集中し、人間関係が貧しくなって 「停滞」 の感覚を強めることになります。
(5)老年期における発達危機
[設問] 壮年期の発達課題とは次のどれか?
イ 生産性 ロ 親密さ ハ 生殖性 ニ 完全性
正解 (ハ)
[設問] 老年期の心理社会的危機とは、次のどれか?
イ 罪悪感 ロ 停滞 ハ 絶望・嫌悪 ニ 同一性拡散
正解 (ハ)
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