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精神看護(14)(精神看護の基本概念) [精神看護学]

4)看護モデル

(1)人間関係論

・ ペプロウは、看護を、治療的な対人関係のプロセスであり、患者と看護師の双方にとって、成熟する力を育む教育的な手段である、と定義しました。

・ ペプロウの人間関係論は、看護師が患者にどのような関わりをすれば、発達を促進するかについての方向を示したものです。

・ 看護師—患者関係の第1局面とは、方向付けの段階になります。 患者は看護師が自分に何をしてくれるのかを知ろうとし、看護師の側は患者のニーズを知り、意図的に関わりをもつことが求められる時期です。


・ 第2の局面は、同一化の段階で、看護師の関わりで患者は心の安らぎを覚えることにより、看護師に近づこうとする時期で、看護師の側は感情に巻き込まれないよう注意を要します。

・ 第3の局面は、開拓利用の段階である。患者は看護師との相互関係が深まることで、自分の問題に気付いて対処方法が理解されてくる時期です。

・ 第4の局面は、問題解決の段階で、患者が独立していく時期です。 看護師の側はサポートの保障を行い、患者に達成感をもたせることで患者の自我を高めていく必要があります。

(2)プロセスレコード

・ 看護師がコミュニケーション能力を高め、また、看護師の自己洞察を深めることを目的として、看護場面を再構成したものをプロセスレコードといいます。

・ ペプロウHEは、看護師と患者の反応を分けてプロセスレコードに記録しました。

・ オーランドIJは、プロセスレコードを看護師の応答能力の訓練のために活用しました。

・ ウイーデンバックEは、看護師の自己洞察のためにプロセスレコードを活用しました。

(3)セルフケア論

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・ 看護が必要になるのは、個人が健康上の問題でセルフケアを自分自身で実施できないからであって(セルフケアの欠如の理論)、セルフケアニードとセルフケア能力がアンバランスをきたすからです。

・ アンダーウッドは、患者のセルフケアに関する〈自己決定能力〉を援助することが、看護の最も重要な機能であるとしました。

[設問] ぺプロウによって提唱され、看護の臨床の現場での看護者と患者の間の相互作用に関する文書による記録されるものを何と呼ぶか?

イ 看護記録  ロ ヒヤリハット  ハ プロセスレコード  ニ 自己評価項目

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