精神看護(33)(精神科治療と看護) [精神看護学]
(D)抗不安薬の作用と副作用
・ 作用: 抗不安作用
・ 適応: 神経症レベルの不安、統合失調症の不安・焦燥、躁うつ病のうつ状態の不安や焦燥の緩和が対象となります。
・ 副作用: 筋弛緩・眠気・血圧低下・依存性などがあります。
・ ジアゼパム(商品名セルシン、ホリゾン)の静脈注射時は、呼吸抑制に留意することが大事です。
(E)抗てんかん薬の作用と副作用
・ 作用: てんかん発作の抑制、気分安定作用
☆ 最近使われるようになった抗てんかん薬: ガバペンチン(商品名:ガバペン)、トピラマート(商品名:トピナ)、ラモトリギン(商品名:ラミクタール)、レべチラセタム(商品名:イーケプラ)
(F)その他の薬物
・ 睡眠薬は、作用時間の長さや、作用の強さによって使い分けられています。 副作用として、筋弛緩、血圧低下、眠気、依存性、睡眠時無呼吸症候群があります。
・ アルコール依存症の治療薬として、シアナミド(商品名シアナマイド)などの抗酒薬があります。 服用後アルコールを摂取すると、顔面紅潮、悪心、めまいなど不快な症状がおこります。
[設問] 抗不安薬の副作用に該当するものを二つ選べ。
イ 筋弛緩 ロ 血圧低下 ハ けいれん ニ 不眠 ホ 不穏
正解 (イ、ロ)
[設問] 抗てんかん薬の中で、副作用として振戦がおきることがあるのはどれか?
イ カルバマゼピン ロ クロナゼパム ハ バルプロ酸 ニ フェニトイン
正解 (ハ)
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