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精神看護(40)(精神医療看護の歴史と人権・倫理) [精神看護学]

(3)精神医療における看護師の役割

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2)患者の権利

(1)インフォームドコンセント

(A)説明を受けた上での同意

・ インフォームドコンセントは「医療の主人公は患者である」との考え方を背景に、患者の医療上の自己の真実を知る権利と自己決定権の尊重を基盤にしています。

・ インフォームドコンセントとは、医師は患者に病状、それに応じた検査や治療法について、わかりやすく説明し、患者は十分に理解し、納得した上で、誰にも強制されることなく自由な立場で同意し、医師はその同意に基づいて医療を行うという意味のものです。

(B)精神科看護とインフォームドコンセント

・ 精神障害者の場合、医療者が病状や治療の説明をしても、適切な受け止めができない場合もあるが、どのような場合にも、「患者の状態と今行っている医療と看護行為について」伝える必要があります。

・ 看護者がインフォームドコンセントを得るようにすると、その過程で患者との信頼関係が形成され、そのことを通して、患者が他者との関係のあり方を学習し、自己の健康問題と対峙することになり、自立と社会復帰への支援につながっていきます。

[設問] 精神医療のおける患者の権利について正しいものを一つ選べ。

イ インフォームドコンセントは「医療の主人公は患者である」との考え方を背景にしており、これは精神医療のおいても同様である。

ロ 精神障害者の場合、適切な受け止めはできないので、必ずしも医療行為について伝える必要はない。

ハ 精神医療の場では、インフォームドコンセントを得ても、患者との信頼関係は築けない。

ニ 精神医療の場では、インフォームドコンセントを得ると、患者は混乱し、自己の健康問題と対峙することはできない。

                         正解 (

 

 

 


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