精神看護(51)(地域精神保健) [精神看護学]
(2)デイケア
・ 回復途上にある、精神障害者の社会復帰を促進するため、保健所において、「デイケア事業」を実施しています。
・ 原則として、社会復帰相談指導事業を実施している保健所が、デイケア事業を行っています (医療施設としての精神科デイケアがないか、あってもニーズに応じる余裕がない地域の保健所とされています)。
・ 一般的に、デイケア事業は週1〜3回行われます。 事業の内容は……憩いの場やグループ活動の場の提供、生活体験や対人関係の拡大への援助、生活適応への相談・支持・指導などです。
(3)小規模作業所
・ 精神障害者の地域生活における活動の拠点として代表的な施設です。
・ 室内での軽作業、自主製品の製造販売、飲食店などの事業運営、就労の援助など、それぞれに個性豊かな活動を展開しています。
・ 国や自治体からの補助金はありますが、授産施設に比べ、経済的な基盤がぜい弱です。
(4)グループホーム
(5)セルフヘルプグループ
・ これは、当事者同士が相互に助け合う自助グループのことです。 この中で、アルコール依存症患者のグループ(AA)は、長い歴史があります。
・ 精神障害者に関しては、病院患者会や退院者の会、ソーシャルクラブなどがセルフヘルプグループに近いものですが、それは病院職員への依存度が高いものでした。
・ 専門家から自立した精神障害者のグループとしては、1993年に結成された全国精神障害者団体連合会がこれに相当します。
[設問] 病気などで生活に支障のある人たちが、少人数で一般の住宅で、専門スタッフの援助を受けて生活する社会的介護の形態のことを何というか?
イ デイケア
ロ グループホーム
ハ セルフヘルプグループ
ニ ソーシャルクラブ 正解 (ロ)
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