過去問を考えてみよう (2) [過去問解析]
2. 飲酒に起因する健康障害はどれか。(2013年出題)
1. 肝硬変 2. 膠原病 3. メニエール病 4. パーキンソン病
正解 (1)
[解説] 酒飲みが肝臓をやられる、皆さんよくご存じだと思います。 パーキンソン病、膠原病、メニエール病がアルコールが原因で起こるかどうかを知らなくても、答えられる問題ですね。 もちろん、正解は1です。
[補足1] アルコールが原因で起こるアルコール性肝障害は、脂肪肝で始まり、アルコール性肝炎、アルコール性肝硬変へと進行すると言われています。
酒を飲んで翌日、頭痛や吐き気、二日酔いです。 これはアルコールの代謝産物であるアルデヒドによるものです。
さて、アルコールに関する、次の設問に答えてください。
[設問] アルコール多飲者におこり、眼球運動障害、運動失調、意識障害をきたすものを何というか?
イ リー脳症 ロ ビンスワンガー病 ハ ゲルストマン症候群 ニ ウエルニッケ脳症
正解 (ニ)
[設問] 前問の疾患に対して使われる治療薬は次のどれか?
イ ビタミンB1 ロ ビタミンC ハ ビタミンD ニ ビタミンE ホ ビタミンK
正解 (イ)
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