過去問を考えてみよう (35) [過去問解析]
35. 健康日本21でたばこ対策として取り組んでいる目標はどれか。 (2013年出題)
1. 禁煙外来受診者の増加
2. 公共の場での分煙の徹底
3. 育児中の母親の喫煙の減少
4. 喫煙が及ぼす社会的影響についての知識の普及
正解 (2)
[解説] 健康日本21におけるたばこ対策の最終目標は「たばこによる疾病・死亡の低減」 とされていますが、そのためにまず、三つの対策を強力に推進するように基本方針に記されています。 三つの対策とは 「防煙」 「分煙」 「禁煙支援・節煙」 となっています。 また、目標値として、前述の三つ以外に、「喫煙が及ぼす健康影響についての知識の普及」があげられています。 ですから、正解は1でも2でもなく、4は少し的外れ……で、正解は2ということになるかと思います。
[補足] 防煙とは「未成年の喫煙防止」……分煙とは「受動喫煙の害を排除・減少させるための環境づくり」……禁煙支援・節煙とは「禁煙希望者に対する禁煙支援および喫煙継続者の節度ある喫煙」のことです。
さて、次の設問に答えてください。
[設問] 健康日本21でアルコール対策として取り組んでいる目標の一つはどれか?
イ 禁酒の推進
ロ 多量飲酒者の減少
ハ アルコール中毒の撲滅
ニ アルコール性肝炎の撲滅
正解 (ロ)
[設問] 健康日本21で「休養・こころの健康づくり」対策として取り組んでいる目標の一つはどれか?
イ 睡眠による休養を十分とれていない人の減少
ロ ストレスの及ぼす社会的影響についての知識の普及
ハ 睡眠障害外来受診率の増加
ニ 睡眠確保の必要性についての情報の普及
正解 (イ)
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