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過去問を考えてみよう (49) [過去問解析]

49  甲状腺癌のために甲状腺全摘術と頸部リンパ節郭清術とを受けた患者の術後管理で正しいのはどれか。 (2013年出題)

 1. 甲状腺クリーゼの観察をする。

 2. 嗄声のある間は経口摂取を禁止する。

 3. ドレーンからの乳び漏の有無を観察する。

 4. テタニーが生じた場合は副甲状腺ホルモンを補充する。

                                 正解 (3)

[解説] 甲状腺クリーゼは甲状腺ホルモンが過多になった時であり、設問の場合は、甲状腺ホルモンは低下、なので1は×、嗄声は生涯続く可能性もあるので経口摂取を禁止する必要はなく2も×、テタニーが起きた時は、カルシウム剤の補充をするので4も×。 ですから、正解は3となります。 

[補足1] 甲状腺癌で甲状腺全摘術と頸部リンパ節郭清術を行った場合、リンパ液の貯留は、頻度としては少ない合併症ですが、左側のリンパ節を郭清すると胸管から大量のリンパ液が流れ出すことがあります。

  では、次の設問に答えてください。

[設問] 甲状腺癌で甲状腺全摘とリンパ節郭清をおこなった場合、頻度の高い合併症を。一つ選べ。

イ 反回神経麻痺

ロ リンパ液貯留

ハ 副神経麻痺

ニ 喉頭浮腫

                     正解 (


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