過去問を考えてみよう(208) [過去問解析]
208 乳児の心拍測定について正しいのはどれか。 2つ選べ。 (2013年午後出題)
1. 心拍数110/分は正常である。
2. 聴診ではI音とII音で2心拍となる。
3. バスタオルで体幹および四肢を固定して測定する。
4. 呼吸周期に関連した心拍リズムの不整は異常である。
5. 聴診器が接触した際の冷感による心拍数の変動に気をつける。
正解 (1、5)
[解説] 新生児・乳児の心拍数は110~140/分とされているので、1は○。 心拍はI音とII音で成り立つので、2は×。 身体の拘束は心拍にも影響があるので3も×。 呼吸周期に関連した心拍リズムの不正は正常なので4も×。よって、正解は1、5ですね。
[補足1] 新生児の心拍数は120~160回/分、呼吸数は40~60回/分、直腸温は36.5~37.5℃が正常範囲となります。
では、次の設問に答えてください。
[設問] 新生児のバイタルサインの評価の際、低酸素状態や心疾患の精査を行う必要があるのは次のどれか。
イ 直腸温37.2℃
ロ 呼吸数48回/分
ハ 心拍数89/分
ニ 皮膚色鮮紅色
正解 (ハ)
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