過去問を考えてみよう(304) [過去問解析]
304 妊娠期の不快症状と予防の組合せで適切なのはどれか。 (2014年午前出題)
1. 下肢のけいれん ---- 葉酸の摂取
2. つわり -------- においの強い食事の摂取
3. 便秘 --------- 緩下剤の服用
4. 腰痛 --------- 硬めのマットレス使用
正解 (4)
[解説] 妊娠中の下肢のけいれんに対しては、ストレッチなどの下肢の運動、カルシウムやビタミン類の補給がよいので、1は×。 においの強い食事はつわりを誘発しやすいので2は×。 妊娠期の便秘に対してはいきなり緩下剤ではなく食生活の改善や軽い運動などで対処すべきで、3は×。 よって、正解は4となります。
[補足1] 妊娠期の下肢のけいれんは妊娠期の後半に多く、子宮の増大により下肢の筋疲労や下肢のうっ血、血中CaやNaの減少などが原因になると言われています。 ですから、対策としては下肢のストレッチなどで循環改善を図ったり、下肢を暖かくする、カルシウムやビタミン類を補給するなどがよいことになるのです。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 妊娠中のこむら返りは、どの時期に多いか。
イ. 妊娠初期
ロ. 妊娠中期
ハ. 妊娠末期
ニ. 妊娠全期間
正解 (ハ)
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