過去問を考えてみよう(359) [過去問解析]
359. 術後3日。 Aさんは、術後のバイタルサインも安定しているため、一般病室に転室となった。 現在は末梢静脈ラインと胸腔ドレーンが挿入されている。 Aさんのドレーン管理について正しいのはどれか。 (2014年午前出題)
1. ドレーンバッグは挿入部より高い位置で保持する。
2. 体位変換時は胸腔ドレーンをクランプする。
3. 持続的に陰圧となっているか観察する。
4. ドレーンのミルキングは禁忌である。
正解 (3)
[解説] ドレーンバッグは挿入部より低い位置が適切で1は×。 体位変換時にはクランプは必要なく2は×。 チューブが詰りかけているときは適宜ミルキングを行うので4も×。 正解は3。
[補足1] 凝血塊などでドレーンが閉塞しかけている時は、ミルキングによって詰っているものを排液バッグへと導くことになります。
[参考] ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2014-04-07
次の設問に挑戦してください。
[設問] 通常、安静吸気時の胸腔内圧は次のどれか。
イ. 6~7 cmH2O
ロ. 3~-3 cmH2O
ハ. -6~-7 cmH2O
ニ. -10~-13 cmH2O
正解 (ハ)
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