過去問を考えてみよう(407) [過去問解析]
407. Aさん(26歳、男性)は、大量服薬による急性中毒が疑われ、午後9時30分に救急搬送された。 呼吸状態と循環動態に異常はないが、意識は低下している。 付き添って来たAさんの母親は「午後8時に夕食を終えて息子は部屋に戻りました。午後9時にお風呂へ入るよう声をかけに行ったら、倒れていたんです。息子はうつ病(depression)で通院中でしたが、最近は症状が落ち着いていました」と話す。 このときの対応で適切なのはどれか。 (2014年午後出題)
1. 気管内挿管を行う。
2. 咽頭を刺激して吐かせる。
3. 胃酸分泌抑制薬を投与する。
4. Aさんの母親にどんな薬を内服していたかを尋ねる。
正解 (4)
[解説] 呼吸状態が安定しているので気管内挿管は今すぐは必要なく1は×。 意識が低下しているので、吐かせると誤嚥の危険がで、2も×。 胃酸分泌抑制剤投与は、優先順位が低く3も×。 正解は4。
[参考] 成人看護学(8)(救急救命時の看護) ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-06-21
次の設問に挑戦してください。
[設問] 自殺企図の原因となりやすいのはどれか。
イ. 統合失調症
ロ. てんかん
ハ. 認知症
ニ. うつ病
正解 (ニ)
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