過去問を考えてみよう(414) [過去問解析]
414. 高齢者の蛋白質・エネルギー低栄養状態(protein-energy malnutrition: PEM) について正しいのはどれか。 (2014年午後出題)
1. 体脂肪の消耗はみられない。
2. 要介護度が高いほどPEMの発症率は高い。
3. PEMの発症率は心疾患によるものが最も高い。
4. 栄養指標は血清アルブミン3.7g/dl以下である。
正解 (2)
[解説] PEMでは皮下脂肪の消耗もみられるので1は×。 PEMの原因は口腔機能、嚥下機能の低下、食欲不振などが主な原因で3も×。 PEMの低蛋白状態の指標は3.5mg/dl以下なので4は×。 正解は2。
[補足] PEMがあると、日常生活の活動が低下し、寝たきりとなりやすくなります。 免疫能も低下し、感染症になりやすく、合併症がおき、死亡率も高まります。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 蛋白質・エネルギー低栄養状態(PEM)の指標となる血清アルブミン値はどれか。
イ. 3.0g/dl以下
ロ. 3.5g/dl以下
ハ. 3.8g/dl以下
ニ. 4.0g/dl以下
正解 (ロ)
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