過去問を考えてみよう（557）

557．　立位の保持が可能な患者にグリセリン浣腸120mlを実施することになった。　正しいのはどれか。　　（2012年午前出題）

１．　浣腸液の温度は32度である。

２．　体位は立位前屈をとる。

３．　カテーテルの挿入の深さは12～15ｃｍである。

４．　注入時は口呼吸を指示する。

5．　注入は15秒以内で行う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正解　（4）

[解説]　浣腸液の温度は体温よりやや高めの40℃くらいがよく、１は×。体位は左側臥位がよく２も×。　カテーテルの挿入は成人の場合は６～７ｃｍで３も×。　注入はゆっくりとで120mlを15秒以内は早過ぎで５も×。　　正解は４。

［補足］　口呼吸をすると肛門括約筋が弛緩し、腹圧がかからず、カテーテルも挿入しやすくなります。

次の設問に挑戦してください。

［設問］　浣腸液の適温は次のどれか。

イ．　30℃

ロ．　33℃

ハ．　37℃

ニ．　40℃

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正解　（ニ）

タグ：看護 国家試験 浣腸

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