過去問を考えてみよう(608) [過去問解析]
608. チアノーゼの際に増加しているのはどれか。 (2012年午前出題)
1. 直接ビリルビン
2. 間接ビリルビン
3. 酸化ヘモグロビン
4. 還元ヘモグロビン
正解 (4)
[解説] チアノーゼの際に増えているのは還元ヘモグロビンなので、正解は4。
[補足] チアノーゼは、血中還元ヘモグロビンが5g/dl以上となり、皮膚が青紫色になります。 貧血があると、ヘモグロビンの絶対量が少ないために、還元ヘモグロビンが5g/dlになりにくく、見逃されることがあります。
[補足2] チアノーゼの原因として、COPDや肺炎などの呼吸器系の疾患、先天性の心疾患などの循環器系の疾患、メトヘモグロビン血症などで起こります。
[関連問題] ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2014-01-16
[関連問題2] ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2014-03-31
次の設問に挑戦してください。
[設問] チアノーゼがみられるのは、還元ヘモグロビンがいくつ以上になったときか。下記より選べ。
イ. 3g/dl以上
ロ. 4g/dl以上
ハ. 5g/dl以上
ニ. 6g/dl以上
正解 (ハ)
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