過去問を考えてみよう(753) [過去問解析]
753. 終末期の患者の妻は患者の死期が近いことを受け入れがたい状態である。 妻の気持ちを受容する看護師の言動として最も適切なのはどれか。 (2015年午前出題)
1. 「今がつらいときですね」
2. 「死を受け入れるしかないと思いますよ」
3. 「最後にしてあげたいことを考えましょう」
4. 「亡くなった後の準備をすぐに始めましょう」
正解 (1)
[解説] この時期必要なのは共感すること。 よって、正解は1。
[補足] 共感とは、他者と喜怒哀楽の感情を共有することを言います。
[参考] 成人看護学(15)(終末期の看護) ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-06-28
[参考2] 在宅看護論(22)(在宅療養者の状態別看護) ⇒ http://shiratorik-kango.blog.so-net.ne.jp/2013-06-28
次の設問に挑戦してください。
[設問] 患者遺族が経るべき悲嘆作業の四つの課題に含まれないのはどれか。
イ. 死を現実のものとして受け入れる。
ロ. 悲しみの感情の中に入る。
ハ. 新しい能力を身につける。
ニ. 感情のエネルギーを新しい形で再投入できるようになる。
ホ. 死別の見返りとして爽快感を味わう。
正解 (ホ)
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