過去問を考えてみよう(801) [過去問解析]
801. 多発性硬化症(multiple sclerosis)で正しいのはどれか。 2つ選べ。 (2015年午前出題)
1. 脱髄病変が多発する。
2. 髄液中のIgGは低下する。
3. 視力低下は網脈絡膜炎(retinochorioditis)による。
4. MRIは病変の検出に有用である。
5. 末梢神経が障害されることが多い。
正解 (1、4)
[解説] 髄液中のIgGは高値となるので2は×。 視力低下は視神経炎によるので3は×。 MSは中枢の脱髄疾患なので5も×。 正解は1,4。
[補足] 網脈絡膜炎はベーチェット病、サルコイドーシスなどの病変ですね。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 多発性硬化症の病変はどれか。
イ. 感染症
ロ. 変性疾患
ハ. 自己免疫疾患
ニ. 脱髄疾患
正解 (ニ)
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