過去問を考えてみよう(932) [過去問解析]
932. 減圧開頭術後2週。気管内チューブは抜管され、意識レベルはジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉II-10である。右上下肢の麻痺と運動性失語とが認められ、発語は少ない。利き手は右手である。
Aさんとのコミュニケーションの方法で最も適切なのはどれか。
1.筆談を促す。
2.文字盤を用いる。
3.大きな声で話す。
4.イラストを用いる。
正解(4)
[解説]失語では文字使ってのコミュニケーションに障害をきたすので、イラストを使ったコミュニケーションが適切では。正解は4。
[補足]失語症の患者さんとのコミュニケーションでは、イラストや身振りを使うのが有用とされています。
次の設問に挑戦してください。
[設問]運動性失語で起こりにくいのはどれか。
イ.相手の話が理解しにくい。
ロ. 言葉が出にくい。
ハ.発話量が少ない。
二.文章を書くのに支障がある。 正解(イ)
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