過去問を考えてみよう(1044) [過去問解析]
1044. 児の免疫に関する説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.胎児期は胎盤を通じて母体からIgGを受け取る。
2.出生後は母乳からIgMを受け取る。
3.生後3か月ころに免疫グロブリンが最も少なくなる。
4.1歳ころから抗体の産生が盛んになる。
5.3歳ころにIgAが成人と同じレベルに達する。
正解(1,3)
[解説]母乳に含まれるのはIgAであり、2は×。 抗体産生が盛んになるのは乳児期後半で4も×。IgAが成人レベルに達するのは15~18歳ころで5も×。正解は1と3。
[補足] 胎盤を通じて母体から胎児に移行するのはIgGで、IgM、IgAは普通は移行しません。免疫グロブリンの胎盤移行は12週ころから始まります。
次の設問に挑戦してください。
[設問]免疫グロブリンで最も多いのはどれか。
イ.IgA
ロ.IgD
ハ.IgG
ニ.IgM 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「ヒトパピローマウイルス感染」でした。
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