過去問を考えてみよう(1158) [過去問解析]
1158.前腕の内側中央部に創部がある患者で、創部のガーゼがずれないよう固定する必要がある。
伸縮性のある巻軸包帯を使う場合に適切なのはどれか。2つ選べ。
1.創の部位から巻き始める。
2.包帯を伸ばした状態で巻く。
3.前腕部の巻き方は螺旋帯とする。
4.手関節から肘関節まで巻く。
5.巻き終わりは環行帯とする。
正解(3,5)
[解説]巻き始めは創部より遠位部(手首側)、伸ばした状態で巻くと伸縮性が保てず、関節ははずして巻くので、1,2,4は×。正解は、3と5。
[補足]環行帯とは、包帯を同じ箇所に重ねて巻く方法です。一般に、巻き始めと巻き終わりに使われます。また、螺旋帯とは、螺旋状に包帯を巻く方法で、こちらはずれやすく、固定には使えません。
次の設問に挑戦してください。
[設問]包帯を8の字を描くように交差させて巻き上げていく方法で、主に関節部位に多く用いられるのはどれか。
イ.環行帯
ロ.螺旋帯
ハ.蛇行帯
ニ.麦穂帯 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「17歳」でした。
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