過去問を考えてみよう(1294) [過去問解析]
次の文を読み1294~1296の問いに答えよ。
A君(2か月、男児)は、1か月児健康診査で尿道下裂の疑いを指摘され、小児科を受診した。検査の結果、遠位型尿道下裂と診断された。主治医から母親に対し、体重の増加を待ち1歳前後で尿道形成術を行う必要性について説明があった。母親から看護師に対し「手術を受けるまでの間、どう過ごしたらよいですか」と質問があった。
1294.看護師の説明で適切なのはどれか。
1.「尿量を計測してください」
2.「手術まで外来の受診はありません」
3.「予防接種の時期は主治医と相談してください」
4.「オムツを交換するたびに尿道口を消毒してください」
正解(3)
[解説]尿量の計測の必要はなく、1は×。手術までに再来に来てもらうことになるので、2も×。オムツ交換のたびに消毒の必要はなく、4も×。正解は3。
[補足]尿道下裂は亀頭に近い箇所に出口のある遠位型と腹部に近い箇所に出口のある近位型に分類されますが、上部型、中部型、下部型と分類される場合もあります。
次の設問に挑戦してください。
[設問]尿道下裂の近位型の出口になるのはどれか。
イ.亀頭部
ロ.冠状部
ハ.冠状溝下
二.会陰部 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「仙骨部」でした。
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