過去問を考えてみよう(1303) [過去問解析]
次の文を読み1303~1305の問いに答えよ。
Aさん(38歳、男性、会社員)。両親と3人暮らし。25歳のころに双極性障害と診断された。3か月前から気分が落ち込み夜も眠れず、食欲もなくなり仕事を休むことが多くなってきた。無力感を感じるようになり、休職して精神科病棟に任意入院した。入院後は1日中ベッドで横になって過ごし、他の患者との交流もみられない。看護師が話しかけても簡単な返事をするだけで無表情である。食事は病室で摂取しており、摂取量は少ない。
1303.入院後1週が経過した。Aさんはベッドに横になりじっと窓を見つめていることが多くなった。看護師が何をしているのか話しかけると、Aさんは「死にたいと思っている」と答えた。
このときの看護師の対応で適切なのはどれか。
1.話題を変える。
2.気分転換を促す。
3.すぐに良くなると励ます。
4.自殺しないことをAさんに約束してもらう。
正解(2)
[解説]話題を変えても効果はなく、気分転換を図ってもなかなか、励ましは逆効果で、1,2,3は×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]双極性障害の好発世代はどれか。
イ.10歳代
ロ.20歳代
ハ.30歳代
二.40歳代 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「生後2日~2週間」でした。
コメント 0