過去問を考えてみよう(1342) [過去問解析]
1342. 慢性閉塞性肺疾患について正しいのはどれか。
1.残気量は減少する。
2.%肺活量の低下が著明である。
3.肺コンプライアンスは上昇する。
4.可逆性の気流閉塞が特徴である。
正解(3)
[解説]慢性閉塞性肺疾患では、残気量は増加し、%肺活量の低下は起きず、気道閉塞は非可逆性であり、1,2,4は×。正解は3。
[補足]気管支拡張薬を吸入した後のスパイロメトリーで、1秒率が70%未満となれば、気道閉塞があると判定され、COPDの可能性が高くなります。肺コンプライアンスとは、肺の膨らみやすさの指標となるものです。COPDでは肺が膨らみやすいということですね。
次の設問に挑戦してください。
[設問]慢性閉塞性肺疾患の安定期に使われる治療薬でないのはどれか。
イ.α遮断薬
ロ.抗コリン薬
ハ.β₂刺激薬
二.吸入ステロイド薬 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「レニン」でした。
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