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過去問を考えてみよう(1370) [過去問解析]

1370. Aさん(55歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。進行性の多発性硬化症で在宅療養している。脊髄系の症状が主で、両下肢の麻痺、膀胱直腸障害および尿閉がある。最近は座位の保持が難しく、疲れやすくなってきている。排尿はセルフカテーテルを使用してAさんが自己導尿を行い、排便は訪問看護師が浣腸を行っている。夫は仕事中のため日中は不在である。

 Aさんの身体状態に合わせた療養生活で適切なのはどれか。

1.入浴はシャワー浴とする。

2.介助型の車椅子を利用する。

3.ベッドの高さは最低の位置で固定する。

4.セルフカテーテルはトイレに保管する。

                  正解(1)

[解説]上肢の麻痺はないので車椅子は介助型でなくてもよいので、2は×。ベッドの高さを最低にすると介助する際、介護者の腰の負担が強くなるので、3も×。セルフカテーテルはベッドの近くがよいので、4も×。正解は1


 次の設問に挑戦してください。

[設問]多発性硬化症では、通常はみられない症状・所見はどれか。

イ.視覚異常

ロ.小脳症状

ハ.手袋・靴下型の四肢の感覚鈍麻

二.歩行障害              正解は次回に!!


  前回の設問の正解は、の「ノーマライゼーション」でした。

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