過去問を考えてみよう(1608) [過去問解析]
1608. Aさん(75歳、男性)。1人暮らし。慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉のため、2年前から在宅酸素療法を開始し、週に2回の訪問看護を利用している。訪問看護師はAさんから「最近、洗濯物を干すときに息が苦しくて疲れるが、自分でできることは続けたい」と相談された。
Aさんの労作時の息苦しさを緩和する方法について、訪問看護師が行う指導で適切なのはどれか。
1.労作時の酸素流量を増やす。
2.呼吸は呼気より吸気を長くする。
3.動作に合わせて短速呼吸をする。
4.腕を上げるときは息を吐きながら行う。
正解(4)
[解説]COPDは呼気がしにくいので二酸化炭素がたまりやすい病態であり、酸素を増やしても逆効果の可能性もあり、1は×。長くすべきなのは呼気であり、2も×。動作に合わせて口をすぼめた呼吸がよいかと思われ、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]慢性閉塞性肺疾患の主な原因とされるのはどれか。
イ.喫煙
ロ.肥満
ハ.過度な運動
ニ.高塩分食 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「医師」でした。
2018-11-21 07:56
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