過去問を考えてみよう(1651) [過去問解析]
1651. Aさんは鎮咳薬による薬物依存症と診断され、任意入院となった。入院2週後、Aさん、主治医および担当看護師で、今後の治療について話し合った。Aさんは「今までは自分の力で薬をやめられると思ったけれど、やっぱりできなかった。仕事もしていないし、家に帰ったらまた薬を買ってしまいそうだ。今度こそ何とかやめたい」と話している。
Aさんへの対応として最も適切なのはどれか。
1.服薬心理教育を実施する。
2.ハローワークを紹介する。
3.生活技能訓練〈SST〉を勧める。
4.薬物依存者のリハビリテーション施設の情報を提供する。
正解(4)
[解説]服薬心理教育は服薬を徹底するのには向いているが、依存症には向かないので、1は×。ハローワークや生活技能訓練の段階ではないと思われるので、2,3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]医療従事者と患者の相互理解をもとに、患者が治療方針の決定に賛同して、積極的に治療を受けることを意味するのはどれか。
イ.アドヒアランス
ロ.コンプライアンス
ハ.インフォームド・コンセント
二.ノンコンプライアンス 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「離脱症候群」でした。
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