過去問を考えてみよう(1659) [過去問解析]
次の文を読み1659~1661の問いに答えよ。
Aさん(72歳、男性)。妻と2人暮らし。朝6時に、妻が一緒に寝ていたAさんの様子がおかしいことに気付き、救急車を呼んだ。Aさんは病院に搬送された。病院到着時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-10。右片麻痺および失語がみられる。Aさんのバイタルサインは、体温37.0℃、呼吸数20/分、心拍数110/分、血圧150/90mmHg。身長160cm、体重60kg。頭部CTで明らかな異常所見はなく、頭部MRIを行う予定である。
1659. 妻から聴取したAさんに関する以下の情報のうち、治療方針を決定するために最も重要な情報はどれか。
1.5年前から禁煙していた。
2.最近、眠りが浅いと言っていた。
3.今朝5時にトイレから戻って来た。
4.健康診査を2年間受診していなかった。
正解(3)
[解説]脳梗塞が疑われるので、超急性期の治療の適否が問題となりますが、それには発症の時期が重要な情報となります。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]脳梗塞の超急性期治療であるt-PA治療の適応となるのは、発症何時間以内か。
イ.1時間
ロ.3時間
ハ.4.5時間
二.6時間 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「鶏歩」でした。
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