過去問を考えてみよう(1706) [過去問解析]
1706. 救急外来を受診した成人患者で、治療の緊急度が最も高いのはどれか。
1.2時間ほど前から右上下肢に力が入らず、ろれつが回らない。
2.3日前にペットの葬儀が終わり、食欲がなく、夜眠れない。
3.プールでの日焼けによって背部全体が発赤している。
4.市販の風邪薬を通常の2倍量服用した。
正解(1)
[解説]1に記されている症状からは、脳血管障害が強く疑われる。また脳梗塞であれば発症後2時間は、超急性期の治療が望める時期。正解は1。2,3,4はそれ以上の緊急性があるとは思えない。
次の設問に挑戦してください。
[設問]脳梗塞の超急性期(発症後4.5時間以内)に特化して使われる薬剤はどれか。
イ.アルガトロバン
ロ.オザクレルナトリウム
ハ.組織プラスミノーゲン・アクチベータ(t-PA)
ニ.アスピリン 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「テクノストレス」でした。
コメント 0