過去問を考えてみよう(1744) [過去問解析]
1744. 排便反射の反射弓を構成するのはどれか。2つ選べ。
1.下腸間膜神経節
2.腹腔神経節
3.骨盤神経
4.腰髄
5.仙髄
正解(3、5)
[設問] 排便のメカニズムは、直腸内圧がある一定のレベル以上になると、その刺激が直方壁に存在する骨盤神経から仙髄の排便中枢に伝達され、それが視床下部を介して大脳皮質に伝わって便意を意識することになり、また排便中枢から副交感神経へ刺激が伝わり、反射的に直腸筋が収縮し、内肛門括約筋が弛緩することになり、排便が起こります。正解は3,5。
次の設問に挑戦してください。
[設問]肛門括約筋に関して正しいのはどれか。
イ.内肛門括約筋は平滑筋で不随意筋であり、外肛門括約筋は横紋筋で随意筋である。
ロ.内肛門括約筋は横紋筋で随意筋であり、外肛門括約筋は平滑筋で不随意筋である。
ハ.内肛門括約筋も外肛門括約筋も平滑筋で不随意筋である。
ニ.内肛門括約筋も外肛門括約筋も横紋筋で随意筋である。
正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「スタージ・ウエバー症候群」でした。
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