過去問を考えてみよう(1896) [過去問解析]
次の文を読み1896~1898の問いに答えよ。
Aさん(70歳、男性)は、妻(68歳)と2人暮らし。3年前に筋委縮性側索硬化症〈ALS〉と診断され、在宅で療養生活を続けていた。その後、Aさんは症状が悪化し、入院して気管切開下の人工呼吸法、胃瘻による経管栄養法を受けることになった。妻は、退院後に必要なケアの技術指導、人工呼吸器や胃瘻の管理方法、緊急・災害時の対応について病棟看護師から指導を受けた。退院前カンファレンスにおいて、訪問看護のほかに必要な在宅サービスについて検討することになった。妻は慢性腎不全のため、週に3回の血液透析を受けており、1回に約6時間の外出が必要である。
1896. Aさんが利用する在宅サービスで最も優先度が高いのはどれか。
1.定期巡回・随時対応型訪問介護看護
2.通所リハビリテーション
3.短期入所生活介護
4.療養通所介護
正解(4)
[解説」妻が透析のため、定期的に不在の時間帯が生じるので、人工呼吸器にトラブルが起きないようにすべきであり、そのためには妻不在時の療養通所介護が優先すべきということになる。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]療養通所介護は、居宅サービスの中のどれに当たるか。
イ.訪問サービス
ロ.通所サービス
ハ.短期入所サービス
ニ.その他のサービス 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「25歳前後」でした。
コメント 0