過去問を考えてみよう(1901) [過去問解析]
1901. Aさんは、医師から「検査の結果、スキルス胃癌でした。膵臓や広範囲な腹膜への転移があって手術ができない状態でした。おそらく余命半年だと思います」と告知され、1週後に退院となった。退院後3か月、Aさんは外来看護師に「ずいぶん腰痛と腹痛がひどく、腹水が溜まって動くのも大変になってきました。最期は人工呼吸器の装着など延命をしたくないのですが、それを意識がなくなったあとにも医師に伝える方法はありますか」と尋ねた。そこで、看護師はAさんにリビングウィルの説明をすることにした。
Aさんに対して看護師が行うリビングウィルの説明で正しいのはどれか。
1.「法律で定められた文書です」
2.「父親のグリーフケアに必要な書類です」
3.「Aさんの自由意思で作成することができます」
4.「一度作成すると内容を変更することはできません」
正解(3)
[解説]法律で定められたものではなく、父親のグリーフケアに必要な書類でもなく、作成しても変更可能なので、1,2,4は×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]リビングウィル作成のために、かかりつけ医や医療チーム、訓練を受けたアドバイザーなどから説明を十分に受け、家族を含めた話し合いを繰り返して、選択をする過程を何と言うか。
イ.ソーシャルライフ・プランニング
ロ.クリニカルサポートパス
ハ.ターミナルサポート・サービス
ニ.アドバンス・ケア・プランニング 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「薬剤師」でした。
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