過去問を考えてみよう(2089) [過去問解析]
2089. Aさん(55歳、男性)は、妻と2人暮らし。建築士として主にデスクワークの仕事を行っていた。脊髄損傷のため下半身の不完全麻痺となり、リハビリテーション専門の病院へ転院した。電動車椅子を用いて室内の動作は自立できるようになった。退院調整部門の看護師との面接でAさんから「元の職場に戻りたい」と話があった。
Aさんの自己決定を支援する看護師の助言で適切なのはどれか。
1.「元の職場の仕事を在宅勤務に変更しましょう」
2.「デスクワークなので職場復帰は可能と思います」
3.「職場復帰にあたりAさんが課題と思うことを整理しましょう」
4.「元の職場にこだわらずAさんの障害にあった職場を探しましょう」
正解(3)
[解説]いきなりの在宅勤務提案は、本人だけで決められることではなく、1は×。2は安易な提案で、実現のためには課題がありそうで、これも×。別な職場を探すのは、拙速な提案と思われ、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]脊髄損傷の受傷原因として、最も多いのはどれか。
イ.交通事故
ロ.高所からの落下
ハ.転倒
ニ.スポーツ 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「任意入院」でした。
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