過去問を考えてみよう(2115) [過去問解析]
2115. Aさんには、緊急内視鏡的逆行性胆管膵管造影〈ERCP〉に続いて内視鏡的経鼻胆管ドレナージ〈ENBD〉が留置された。入院時に採取した血液培養からは大腸菌〈E.coli〉が検出されたが、抗菌薬治療とENBDにより解熱している。
入院後2日、Aさんは右季肋部の違和感を訴えた。バイタルサインは正常である。
この時の看護師の対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.ドレナージチューブをクランプする。
2.ドレナージチューブから空気を注入する。
3.ドレナージチューブの固定位置を確認する。
4.ドレナージチューブからの排液量を確認する。
5.ドレナージチューブをアルコール綿で消毒する。
正解(3,4)
[解説]ドレナージチューブのクランプや空気注入には医師の指示が必要で、1と2は×。アルコール綿での消毒はこの場合の対応としては意味不明で、5も×。正解は3と4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]ERCPによって診断されうるのはどれか。
イ.胆管結石
ロ.膵石
ハ.胆管狭窄
ニ.膵管狭窄
ホ.イ~ニのすべて 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「急性膵炎」でした。
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