過去問を考えてみよう(2398) [過去問解析]
2398.入院後7日、Aちゃんは症状が軽快し、哺乳量も増加して翌日の金曜日に退院が決定した。母親は「Aはだいぶ元気になりました。でもBが泣いたり、かんしゃくをおこしたりすることが増えているうようです。どうしたらいいでしょう」と看護師に相談した。入院中、土曜日、日曜日は父親がB君の世話をしており、平日は祖父母が世話をしているとのことであった。退院時、父親は休暇をとりAちゃんと母親を迎えに来る予定である。
母親への看護師の対応として適切なのはどれか。
1.「B君のかかりつけ医に相談しましょう」
2.「B君の保育所への入所を検討しましょう」
3.「B君に関わる時間をたっぷりととりましょう」
4.「お兄ちゃんだから頑張りなさいと伝えましょう」
正解(3)
[解説]かかりつけ医に相談することではないと思われるので、1は×。保育所にあずけて解決するとは思えないので、2も×。突き放すようで、4も適切な対応とは思えず×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]フロイトのいう防衛機制のひとつで、許容できない衝動をより適切な方法で処理できずに、自我を一時的または長期的に発達段階の初期に戻してしまうことを何と言うか。
イ.退行
ロ.抑圧
ハ.反動形成
ニ.投影
ホ.昇華 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「60%」でした。