過去問を考えてみよう(2473) [過去問解析]
2473.A君(小学6年生)は病院に併設された院内学級に通いながら骨肉腫の治療を続けていた。現在、肺転移があり終末期にある。呼吸障害のため鼻腔カニューレで酸素(2L/分)を吸入中である。A君の食事摂取量は減っているが意識は清明である。1週後に院内で卒業式が予定されている。A君は「卒業式に出席したい」と話している。
看護師のA君への対応として適切なのはどれか。
1.両親に判断してもらおうと話す。
2.今の状態では出席は難しいと話す。
3.出席できるように準備しようと話す。
4.出席を決める前に体力をつけようと話す。
正解(3)
[解説]両親に判断してもらうのはベストとは思えず、1は×。A君の希望をつぶすような対応で、2も×。体力をつけるのは無理な話で、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]骨肉腫の好発年齢はどれか。
イ.10歳未満
ロ.10歳代後半
ハ.20歳代後半
ニ.30歳代後半 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「15歳まで」でした。