過去問を考えてみよう(2602) [過去問解析]
2602. Aさん(85歳、女性)は1人暮らし。うっ血性心不全で臥床して過ごすことが多い。訪問看護師が訪問すると、Aさんは体温37.6℃、口唇の乾燥はなく、体熱感はあるが手足が冷えると言って羽毛布団を肩まで掛けている。室温30℃、湿度65%、外気温は32℃、冷房設備はあるが使っていない。
このときの訪問看護師の対応で適切なのはどれか。
1.羽毛布団を取り除く。
2.冷房設備で室温を調整する。
3.屯用の解熱剤を服用してもらう。
4.直ちに経口補水液を飲むよう促す。
正解(2)
[解説]室温が高く、室温調整が必要と思われます。羽毛布団を取り除くのはAさんにとって抵抗があり、脱水はあると思えず補水液の摂取は不要と思われ、解熱剤の服用は直ちに必要ではなく、正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]一般に、全体重の何%の水分が失われると、喉の渇きを自覚するか。
イ.0.5%
ロ.2%
ハ.4%
二.10% 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「次亜塩素酸ナトリウム」でした。