過去問を考えてみよう(1695) [過去問解析]
1695. トータル・ヘルスプロモーション・プラン〈THP〉で実施されるのはどれか。
1.がん検診
2.健康測定
3.一般健康診断
4.特定健康診査
正解(2)
[解説]THPは、厚労省が昭和63年に策定した「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づいてつくられたもので、その内容は、「健康測定」、「運動指導」、「メンタルヘルスケア」、「栄養指導」、「保健指導」となっています。ですから、正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]THPの裏付けとなる法律は次のどれか。
イ.労働安全衛生法
ロ.労働基準法
ハ.労働契約法
ニ.労働関係調整法 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「コレラ」でした。
過去問を考えてみよう(1694) [過去問解析]
1694. 疫学的因果関係があると判断できるのはどれか。
1.要因と疾病の関係が生物学的研究で得られた事実と異なる。
2.特定の要因と疾病の関係に特異的な関連が存在する。
3.要因と疾病の関係でオッズ比が1である。
4.要因と疾病の関係が散発的である。
正解(2)
[解説]要因と疾病の関係が生物学的研究で得られた事実と異なるのであれば、因果関係は疑わしく、要因と疾病の関係でオッズ比が1であるということは要因間に差がないということになり、また要因と疾病の関係が散発的であるということは因果関係が疑わしくなり、1,3,4は×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]疫学は、医師ジョン・スノウによる、ある感染症の研究で始まったと言われているが、それか何か。
イ.赤痢
ロ.腸チフス
ハ.ペスト
ニ.コレラ 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「手根管症候群」でした。
過去問を考えてみよう(1693) [過去問解析]
1693. 手の写真を別に示す。
写真の斜線部分で、正中神経の圧迫によって知覚異常を生じる部位を示しているのはどれか。
1.A
2.B
3.C
4.D
正解(3)
[解説]正中神経の支配領域を示しているのが、図Cですから……正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]正中神経の圧迫がみられるのはどれか。
イ.足根管症候群
ロ.手根管症候群
ハ.ギオン管症候群
ニ.肘部管症候群 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「異常行動」でした。
過去問を考えてみよう(1692) [過去問解析]
1692. 低血糖時の症状はどれか。
1.発疹
2.徐脈
3.冷感
4.多幸感
正解(3)
[解説]低血糖時の症状は、発汗、頻脈、手指のふるえ、冷感、不安感などです。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]低血糖症状として重篤なものはどれか。
イ.異常行動
ロ.発汗
ハ.頻脈
ニ.手指のふるえ 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「血糖値を低下させる」でした。
過去問を考えてみよう(1691) [過去問解析]
1691. Aさん(45歳、男性)は、10年ぶりに会った友人から顔貌の変化を指摘された。
顔貌変化を図に示す。
Aさんの顔貌変化を引き起こしたホルモンはどれか。
1.成長ホルモン
2.副甲状腺ホルモン
3.副腎皮質ホルモン
4.甲状腺刺激ホルモン
正解(1)
[解説]鼻梁は太く、唇は分厚く、下顎はがっしりとなって、末端肥大症の顔貌ですね。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]成長ホルモンに関する記述で間違っているのはどれか。
イ.炭水化物、たんぱく質、脂質の代謝を促進する。
ロ.脳下垂体前葉から分泌される。
ハ.筋肉の成長に関わる。
ニ.血糖値を低下させる。 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「鼠径ヘルニア」でした。
過去問を考えてみよう(1690) [過去問解析]
1690. 成人の鼠径ヘルニアで正しいのはどれか。
1.内鼠径ヘルニアと外鼠径ヘルニアに分けられる。
2.患者の男女比は約1:3である。
3.やせている人に多い。
4.保存的治療を行う。
正解(1)
[解説]男性のほうが鼠径ヘルニアは多いので2は×。肥満の人に多いので、3も×。鼠径ヘルニアは徐々に大きくなり、手術以外に根治的な治療法はないので、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]腹部のヘルニアで最も多いのはどれか。
イ.臍ヘルニア
ロ.鼠径ヘルニア
ハ.腹壁ヘルニア
ニ.食道裂孔ヘルニア 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「イ~ニのすべて」でした。
過去問を考えてみよう(1689) [過去問解析]
1689. 人工弁置換術の術後合併症で早期離床による予防効果が高いのはどれか。
1.反回神経麻痺
2.術後出血
3.縦隔炎
4.肺炎
正解(4)
[解説]人工弁置換術後は気道内分泌物の貯留があるため、呼吸器合併症が起きやすい状態です。早期離床によって、呼吸機能が高まり、痰の喀出もされやすくなるため呼吸器感染症の発生が予防できることになります。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]人工弁置換術の術後合併症を選べ。
イ.心不全
ロ.出血
ハ.不整脈
ニ.脳梗塞
ホ.イ~ニのすべて 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「顔面神経」でした。
過去問を考えてみよう(1688) [過去問解析]
1688. 三叉神経を求心路として起こるのはどれか。
1.瞬目反射
2.対光反射
3.追跡運動
4.輻輳反射
正解(1)
[解説]瞬目反射の求心路は三叉神経。対光反射の求心路は視神経。追跡運動と輻輳反射でも、求心路と言えば視神経と言わざるを得ず。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]角膜反射の遠心路はどれか。
イ.動眼神経
ロ.滑車神経
ハ.三叉神経
ニ.顔面神経 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「大腿骨頭壊死」でした。
過去問を考えてみよう(1687) [過去問解析]
1687. 副腎皮質ステロイドの作用はどれか。
1.体重の減少
2.血糖の低下
3.血圧の低下
4.免疫の促進
5.炎症の抑制
正解(5)
[正解]体重は増加傾向、血糖は上昇、血圧は上昇、免疫は低下が副腎皮質ステロイドでは起こりうるので、1,2,3,4は×。正解は5。
次の設問に挑戦してください。
[設問]副腎皮質ホルモンの大量投与で起こることがあると言われるのはどれか。
イ.大腿骨頭壊死
ロ.変形性膝関節症
ハ.脊柱管狭窄症
ニ.顎骨壊死 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「腹壁反射」でした。
過去問を考えてみよう(1686) [過去問解析]
1686. 臓器の移植に関する法律における脳死の判定基準で正しいのはどれか。
1.瞳孔径は左右とも3mm以上
2.脳波上徐派の出現
3.微弱な自発呼吸
4.脳幹反射の消失
5.浅昏睡
正解(4)
[解説]脳死の判定基準では、瞳孔径は4mm以上で固定、自発呼吸の消失、深昏睡、平坦脳波、脳幹消失が用いられているので、正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]脳幹反射ではないのはどれか。
イ.対光反射
ロ.腹壁反射
ハ.咽頭反射
ニ.咳嗽反射 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「デブリードマン」でした。