過去問を考えてみよう(1974) [過去問解析]
1974. 災害対策基本法に定められている内容で正しいのはどれか。
1.物資の備蓄
2.避難所の設置
3.災害障害見舞金の支給
4.救護班による医療の提供
正解(1)
[解説]避難所の設置は「災害救助法」によるので、2は×。災害障害見舞金の支給は、「災害弔慰金の支給等に関する法律」によるので、3も×。救護班による医療の提供は医療法によるので、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]災害対策基本法はある台風を契機に制定されたが、その台風とはどれか。
イ.宮古島台風
ロ.第二室戸台風
ハ.伊勢湾台風
ニ.沖永良部台風 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「昭和23年」でした。
過去問を考えてみよう(1973) [過去問解析]
1973. 医療法における医療計画で正しいのはどれか。
1.国が策定する。
2.在宅医療が含まれる。
3.3年ごとに見直される。
4.病床の整備は含まれない。
正解(2)
[解説]医療法における医療計画は都道府県が策定するので、1は×。見直しは6年ごとであり、3も×。病床の整備(地域に必要な病床数)は含まれるので、4も×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]医療法が制定されたのはいつか。
イ.昭和23年
ロ.昭和60年
ハ.平成4年
ニ.平成9年 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「通所介護」でした。
過去問を考えてみよう(1972) [過去問解析]
1972. 平成28年(2016年)の介護サービス施設・事業所調査における要介護度別利用者数の構成割合で、要介護5の利用者が最も多いのはどれか。
1.訪問介護
2.訪問看護
3.居宅介護支援
4.訪問入浴介護
正解(4)
[解説]平成28年の介護サービス施設・事業所調査における要介護度別利用者数の構成割合で、要介護5の利用者が最も多いのは、訪問入浴介護で約50%を占めています。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]平成28年の介護サービス施設・事業所調査における要介護度別利用者数の構成割合で、要介護5の利用者が最も少ないのはどれか。
イ.訪問介護
ロ.訪問看護
ハ.居宅介護支援
ニ.通所介護 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「500~600mL」でした。
過去問を考えてみよう(1971) [過去問解析]
1971. Aさん(88歳、男性)は、長女(60歳、無職)と2人暮らし。障害高齢者の日常生活自立度判定基準ランクC2。仙骨部の褥瘡の治療のため、膀胱留置カテーテルを挿入することになった。
膀胱留置カテーテルを挿入中のAさんを介護する長女に対して、訪問看護師が指導する内容で適切なのはどれか。
1.「褥瘡が治癒するまでおしりは洗浄しないでください」
2.「体位変換ごとに蓄尿バッグを空にしてください」
3.「カテーテルは太ももに固定してください」
4.「尿に浮遊物がないか確認してください」
正解(4)
[解説]おしりの洗浄はやめる必要はなく、1は×。体位変換ごとに蓄尿バッグを空にする必要もなく、2も×。男性の場合、陰茎を頭側に引き上げるようにするため、カテーテルの固定は下腹部になるので、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]膀胱容量は、成人では平均どれくらいか。
イ.300~400mL
ロ.500~600mL
ハ.700~800mL
ニ.900~1000mL 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「ルビプロストン」でした。
過去問を考えてみよう(1970) [過去問解析]
1970. Aさん(85歳、女性)は、要支援1で介護予防通所リハビリテーションを月2回利用している。Aさんから「最近排便が3~4日に1回しかなくて、お腹が張って困っている」と通所施設の看護師に相談があった。看護師が行うAさんへの便秘に対する助言で適切なのはどれか。
1.毎日、朝食後に便座に座る。
2.就眠前に水を500mL飲む。
3.1日1万歩を目標に歩く。
4.蛋白質を多めに摂る。
正解(1)
[解説]就眠前に水を500mL飲めば、夜間排尿の原因となるので、2は×。1日1万歩歩くのは通所リハビリをやっているAさんには酷と思われ、3は×。蛋白質を多めに摂ると、便秘を誘発しやすくなり、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]下記の下剤の中で、腸管への水分分泌を増加させて排便を促進するのはどれか。
イ.酸化マグネシウム
ロ.センノシド
ハ.ルビプロストン
ニ.ピコスルファートナトリウム 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「安静時振戦」でした。
過去問を考えてみよう(1969) [過去問解析]
1969. Aさん(68歳、男性)は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)のため在宅療養中で、気管切開下で人工呼吸器を使用し、要介護5の認定を受けている。
Aさんに提供される訪問看護で適切なのはどれか。
1.医療保険から給付される。
2.特別訪問看護指示書を受けて実施される。
3.複数の訪問看護事務所の利用はできない。
4.理学療法士による訪問は給付が認められない。
正解(1)
[解説]末期の悪性腫瘍患者その他別に厚生労働大臣が定める疾病等の患者は、介護保険の訪問看護は行われず、医療保険の訪問看護に移行し、週4日以上の訪問看護が利用できるようになっています。この患者の場合は、それに相当するので、正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]筋萎縮性側索硬化症で、一般に、みられることがないのはどれか。
イ.安静時振戦
ロ.四肢の筋萎縮
ハ.嚥下障害
ニ.舌萎縮 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「介護保険法」でした。
過去問を考えてみよう(1968) [過去問解析]
1968. Aさん(82歳、女性)は、要支援2である。Aさんの屋内での転倒予防と自立の促進のため、自宅で介護する家族への指導で適切なのはどれか。
1.車椅子での移動とする。
2.移動時にスリッパを使用する。
3.手すりがない場所での歩行を避ける。
4.移動の前に立ちくらみの有無を確認する。
正解(4)
[解説]要支援2とは、「移動に何らかの支えを必要とすることがある」程度なので、1と3は×。スリッパは転倒の危険性がありますので、2も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]要介護者等について、介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定めることを目的とする法律はどれか。
イ.老人福祉法
ロ.老人保健法
ハ.介護保険法
ニ.医療法 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「12時間」でした。
過去問を考えてみよう(1967) [過去問解析]
1967. 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)に定められている隔離について正しいのはどれか。
1.隔離の理由は解除する時に患者に説明する。
2.開始した日時とその理由を診療録に記載する。
3.隔離室には同時に2人の患者まで入室可能である。
4.行動制限最小化委員会で開始の必要性を判断する。
正解(2)
[解説]隔離の理由は、行う前に当該患者に対して知らせるよう努めることになっているので、1は×。隔離を行っている閉鎖的環境の部屋に更に患者を入室させることはあってはならないとされているので、3は×。隔離の判断は、医師によって行われるので、4は×。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[解説]隔離の判断が精神保健指定医による必要がないのは、隔離が何時間を超えない場合か。
イ.3時間
ロ.6時間
ハ.9時間
ニ.12時間 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「イ~ニのすべて」でした。
過去問を考えてみよう(1966) [過去問解析]
1966. Aさん(25歳、男性)統合失調症と診断された。抗精神病薬の内服を開始した2日後、Aさんは落ち着かず「足がむずむずする」と歩き回るようになった。Aさんにみられている状態はどれか。
1.アカシジア
2.ジストニア
3.ジスキネジア
4.ミオクローヌス
正解(1)
[解説]「足がむずむず」と言えば、「ムズムズ脚症候群」か抗精神病薬で起きることのある「アカシジア」ということになります。ムズムズ脚症候群は横になったとき、特に夜間就眠時に起こるので、睡眠障害の原因となります。で、この問題での正解は1ということに。
次の設問に挑戦してください。
[設問]アカシジアが副作用として起きる可能性のある薬剤はどれか。
イ.ハロペリドール
ロ.パロキセチン
ハ.三環系抗うつ薬
ニ.バルプロ酸ナトリウム
ホ.イ~ニのすべて 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「1987年」でした。
過去問を考えてみよう(1965) [過去問解析]
1965. 平成16年(2004年)に示された精神保健医療福祉の改革ビジョンの内容で正しいのはどれか。
1.地域生活支援の強化
2.任意入院制度の新設
3.医療保護入院の明確化
4.精神障害者の定義の見直し
正解(1)
[解説]任意入院制度の新設がなされたのは、精神保健法の昭和63年の改正によってで、2は×。医療保護入院の明確化がされたのは平成11年で、3も×。精神障害者の定義の見直しがあったのは、平成5年で、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]日本で精神保健法が公布されたのはいつか。
イ.1959年
ロ.1983年
ハ.1987年
ニ.2003年 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「1週間」でした。