過去問を考えてみよう(2142) [過去問解析]
2142.国民健康保険一般保険者本人の自己負担割合はどれか。(第94回看護国家試験 午前問題)
1.1割
2.2割
3.3割
4.4割
正解(3)
[解説]医療費の自己負担割合は、一般保険者(6歳から70歳未満)では3割負担となっています。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]医療費の自己負担割合は、75歳以上の一般・低所得者ではどれか。
イ.1割
ロ.1.5割
ハ.2割
ニ.3割 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「マルキアファーバ・ビニャミ病」でした。
過去問を考えてみよう(2141) [過去問解析]
2141. 飲酒に起因する健康障害はどれか。(第94回看護国家試験 午前問題)
1.肝硬変
2.白血病
3.膠原病
4.メニエール病
正解(1)
[解説]白血病、膠原病、メニエール病と飲酒の直接の因果関係はみられません。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]アルコールにより神経障害で、脳梁を中心に脱髄壊死が生じるのはどれか。
イ.ウエルニッケ脳症
ロ.マルキアファーバ・ビニャミ病
ハ.アルコール離脱症候群
ニ.ペラグラ脳症 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「28.4%」でした。
過去問を考えてみよう(2140) [過去問解析]
2140. 平成14年における我が国の老年人口の構成割合はどれか。(第94回看護師国家試験、午前問題)
1.6.5%
2.12.5%
3.18.5%
4.24.5%
正解(3)
[解説]平成14年度の総人口に占める65歳以上の高齢者人口の割合(高齢化率)は、18.5%となっています。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]令和2年版高齢社会白書によると、令和元年10月1日現在の、総人口に占める65歳以上の人口の割合はどれか。
イ.18.4%
ロ.23.4%
ハ.28.4%
ニ.33.5% 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「沖縄、南九州」でした。
過去問を考えてみよう(2139) [過去問解析]
2139. Aさんが入院したという知らせを受けて、Aさんの家族が来日し、病棟に見舞いに来た。Aさんの家族は、Aさんの身の回りの世話を泊まり込みで行うために、大量の私物を持ち込んでいる。
看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1.Aさんと家族が納得できる解決策を話し合う。
2.希望通りAさんの病室に泊まることを許可する。
3.日本では家族の泊まり込みはできないと説明する。
4.近隣のホテルに泊まって、日中のみ通うよう勧める。
正解(1)
[解説]2は病院の決まりを曲げることになるので、×。4は看護師が決めることではないので、×。3は間違ってはいないと思うのですが、外国人の家族を納得させるには不十分ということで、×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]成人T細胞白血病が多い地域はどこか。
イ.北海道
ロ.関東地方
ハ.関西地方
ニ.沖縄、南九州 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「急性リンパ性白血病」でした。
過去問を考えてみよう(2138) [過去問解析]
2138.Aさんは、急性骨髄性白血病と診断され、血液内科病棟の2人部屋に緊急入院になった。病棟看護師が入院オリエンテーションをするため病室を訪れたところ、同室の患者から「Aさんの香水の香りが強いので、つらい」と訴えがあり、看護師もその香りが気になった。
看護師の対応で適切なのはどれか。
1.同室の患者に別室への移動を勧める。
2.Aさんに香水を洗い流すよう説明する。
3.Aさんに香水の使用は医師の許可が必要と説明する。
4.Aさんに香りが本人および同室の患者の治療に及ぼす影響を説明する。
正解(4)
[解説]香りをどうにかすべきであり、他患者の部屋移動はするべきではないので、1は×。いきなり洗い流すように言うのは拙速すぎで、2も×。医師が許可する問題ではなく、病棟管理者の責務なので、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]小児の白血病で、最も多いのはどれか。
イ.急性骨髄性白血病
ロ.慢性骨髄性白血病
ハ.急性リンパ性白血病
ニ.慢性リンパ性白血病 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「R.ウィルヒョー」でした。
過去問を考えてみよう(2137) [過去問解析]
次の文を読み2137~2139の問いに答えよ。
Aさん(20歳、女性、外国籍)は、6月に来日し、9月に大学に入学した。入学して1週後、Aさんは大学でめまいを起こして座り込み、同じ国から昨年留学生として来日した友人に付き添われ病院の内科外来を受診した。外来では多くの患者が受診を待っており、診察までに時間がかかっていた。Aさんは、日常会話程度の日本語を話せ「身体がだるくて立っていられません」と看護師に伝えた。
2137. 外来の看護師の対応で優先するのはどれか。
1.外国語が話せる医師を呼びに行く。
2.付き添ってきた友人に通訳を依頼する。
3.Aさんに外来の処置室で横になってもらう。
4.Aさんの母国語で書かれた問診票を取りに行く。
正解(3)
[解説]「……立っていられません」との愁訴があるので、優先度が高いのはそれに対する対応ですから、正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]19世紀に、最初に白血病を報告した病理学者はだれか。
イ.鎌田七男
ロ.R.ウィルヒョー
ハ.C.ウエルニッケ
ニ.K.エーベルト 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「腹部」でした。
過去問を考えてみよう(2136) [過去問解析]
2136. 訪問看護が導入されて2か月、Aさんの妻が健康診査後の精査目的で数日間入院することになった。Aさんは妻の入院中もできる限り自宅で過ごしたいと考えている。妻の入院中の対応について、サービス担当者会議が開かれた。
この時に訪問看護師が行うAさんへの提案で優先度が高いのはどれか。
1.通所介護を利用する。
2.訪問看護を利用する。
3.配食サービスを利用する。
4.訪問看護の回数を増やす。
正解(4)
[解説]ここで優先度が高いのは1日2回のインスリン注射の実施ですから、正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]インスリン注射で、吸収が最も速いのはどこか。
イ.大腿部
ロ.臀部
ハ.上腕部
ニ.腹部 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「網膜症・腎症・神経障害」でした。
過去問を考えてみよう(2135) [過去問解析]
2135. インスリン治療開始後3年、Aさんは妻の付き添いで散歩を取り入れ運動療法にも取り組んでいたが、靴ずれが悪化し右第5趾に潰瘍ができた。そこで要介護1の認定を受けて訪問看護が週2回導入され、フットケアの指導が行われることになった。
訪問看護師が行う妻への指導内容で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.絆創膏は足趾全体を覆うように貼る。
2.浸出液の臭いの変化に注意する。
3.泡立てた石けんで足を洗う。
4.足浴には42℃の湯を使う。
5.大きいサイズの靴を履く。
正解(2,3)
[解説]足趾全体を絆創膏が覆うと、観察しにくく、血液循環を阻害する可能性もあり、1は×。足浴には42℃は湯温高すぎで、4も×。大きいサイズの靴もくつずれの原因となるので、5も×。正解は2と3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]糖尿病の三大合併症と言われるのは次のどれか。
イ.網膜症・腎症・神経障害
ロ.脳卒中・腎症・狭心症
ハ.網膜症・心筋梗塞・脳卒中
ニ.認知症・腎症・狭心症 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「β細胞」でした。
過去問を考えてみよう(2134) [過去問解析]
次の文を読み2134~2136の問いに答えよ。
Aさん(75歳、男性)は、妻(70歳)と2人暮らし。2型糖尿病の治療中で、2年前から1日2回朝・夕食前に混合型インスリン注射が開始となった。その後、糖尿病性網膜症による視力障害が進んだため、現在は妻と一緒に単位数や針の確認をし、インスリンの自己注射を実施している。
2134. 外来受診時にAさんの妻から外来看護師に「2人で協力してインスリン注射することには慣れてきました。たまには夜に夫とゆっくり和食を食べに行きたいのですが、外出時の注射で気を付けることを教えてほしい」と相談があった。
Aさんと妻への外来看護師の指導内容で適切なのはどれか。
1.「お店に着いたらすぐに注射を打ちましょう」
2.「インスリンを常温で持ち運ぶことはできません」
3.「注射できる場所をお店の人に確認しましょう」
4.「普段よりもインスリン量を増やす必要があります」
正解(3)
[解説]インスリン注射は食事開始時間を考えて打つ必要があり、1は×。開封後で、使用中ののインスリンは常温保存可能であり、2も×。インスリンの量を勝手に増やすのは危険で、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]インスリンを分泌するのは、膵臓のどの細胞か。
イ.α細胞
ロ.β細胞
ハ.δ細胞
ニ.PP細胞 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「アルコール」でした。
過去問を考えてみよう(2133) [過去問解析]
2133. 入院中にAさんは、退院後に再び飲酒してしまうのではないかという不安を看護師に訴えた。
Aさんの断酒を支援するための看護師の提案で適切なのはどれか。
1.共同生活援助〈グループホーム〉への入居
2.セルフヘルプグループへの参加
3.行動援護の利用
4.生活訓練の利用
正解(2)
[解説]断酒を続けるためには、断酒会などのセルフヘルプグループへの参加が助けになると思われます。正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]メンタルヘルス関連の自助グループの取り組みは、米国において1930年代に始まったが、それは何の嗜癖に悩む人々に対するものか。
イ.麻薬
ロ.覚せい剤
ハ.ギャンブル
ニ.アルコール 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「ウエルニッケ脳症」でした。