過去問を考えてみよう(3082) [過去問解析]
3082. 胃癌の胃切除術後5年ほどで欠乏し貧血を起こさせるのはどれか。
1.ビタミンA
2.ビタミンB1
3.ビタミンB12
4.ビタミンC
5.ビタミンK
正解(3)
[解説]胃切除により胃腺壁細胞から分泌される内因子欠乏によりビタミンB12欠乏が起き、巨赤芽球性貧血が起きます。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]ビタミンC欠乏によって起きるのはどれか。
イ.壊血病〇
ロ.脚気
ハ.小球性貧血
ニ.夜盲症 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「視床下部」でした。
過去問を考えてみよう(3081) [過去問解析]
3081. 外傷や風邪で発熱し、解熱するまでの体温のセットポイントと実際の体温(核心温度)の変化の例を図に示す。
全身のふるえが起こるのはどれか。
1.①
2.➁
3.③
4.④
5.⑤
正解(2)
[解説]悪寒戦慄は体温が上がる過程で起きるので、正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]体温調節中枢はどこに存在するか。
イ.小脳
ロ.脳幹
ハ.視床下部〇
ニ.視床 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ホの「消化酵素は含まれない。」でした。
過去問を考えてみよう(3080) [過去問解析]
3080. 体内で代謝された結果、胆汁酸として胆汁中に分泌されるのはどれか。
1.DNA
2.RNA
3.グリコーゲン
4.ヘモグロビン
5.コレステロール
正解(5)
[解説]血中の過剰なコレステロールは肝臓で代謝されて胆汁酸となり、胆汁として分泌されます。正解は5。
次の設問に挑戦してください。
[設問]胆汁に含まれる消化酵素はどれか。
イ.リパーゼ
ロ.アミラーゼ
ハ.ペプシン
ニ.トリプシン
ホ.消化酵素は含まれない。〇 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「肝臓」でした。
過去問を考えてみよう(3079) [過去問解析]
3079. 止血後の線維素溶解(線溶)に関係するのはどれか。
1.カルシウムイオン
2.フィブリノゲン
3.プラスミノゲン
4.プロトロンビン
5.セロトニン
正解(3)
[解説]血栓を溶解する過程で、主役となるのはプラスミンです。プラスミンは血中ではプラスミノゲンとして存在しています。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]プラスミノゲンが合成されるのはどこか。
イ.心臓
ロ.肝臓〇
ハ.膵臓
ニ.腎臓 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「脳下垂体」でした。
過去問を考えてみよう(3078) [過去問解析]
3078. 尿量の調節に深く関わるホルモンはどれか。
1.ガストリン
2.カルシトニン
3.グルカゴン
4.ソマトスタチン
5.バソプレシン
正解(5)
[解説]抗利尿ホルモンであるバソプレシンは、利尿を抑える作用があります。正解は5。
次の設問に挑戦してください。
[設問]バソプレシンはどこから分泌されるか。
イ.脳下垂体〇
ロ.甲状腺
ハ.副腎皮質
ニ.腎臓 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「1940年ころ」でした。
過去問を考えてみよう(3077) [過去問解析]
3077. サイコロジカルファーストエイド〈Psychological First Aid: PFA〉について正しいのはどれか。
1.活動の原則は、見る、聞く、つなぐである。
2.災害発生から1週間経過してから活動する。
3.被災都道府県からの派遣要請に基づき活動する。
4.苦痛の原因となった出来事を詳細に話すことを促す。
正解(1)
[解説]活動は発生直後からすべきで、2は×。被災地からの派遣要請によるものではないので、3も×。苦痛の原因を詳細に話すよう促すのは、むしろ避けるべきで、4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]サイコロジカルファーストエイドが事件や事故後の精神疾患の予防策として言われるようになったのは、いつごろからか。
イ.1920年ころ
ロ.1940年ころ〇
ハ.1960年ころ
ニ.1980年ころ
前回の設問の正解は、イの「一類感染症」でした。
過去問を考えてみよう(3076) [過去問解析]
3076. 診療情報について適切なのはどれか。
1.診療情報の開示請求は患者本人に限られる。
2.2類感染症の罹患情報は市区町村長に届け出る。
3.医療者は患者が「知りたくない」と拒否した場合でも病状を説明する。
4.他院へのセカンドオピニオンを希望する患者に診療情報提供書を作成する。
正解(4)
[解説]診療情報の開示は、原則は患者本人へであるが、法定代理人などには許されているので、1は×。2類感染症罹患情報の届け出は最寄りの保険所なので、2も×。患者の知りたくない権利も尊重されるべきなので、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]エボラ出血熱はどれに含まれるか。
イ.一類感染症〇
ロ.二類感染症
ハ.三類感染症
ニ.四類感染症 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「0.05~0.1%」でした。
過去問を考えてみよう(3075) [過去問解析]
3075. Aさん(55歳、虚血性心疾患)は4人部屋に入院している。Aさんは緊急で心臓カテーテル検査を行うことになった。日勤の担当看護師がAさんの検査のために訪室すると、同室の右片麻痺のあるBさん(60歳、脳出血)からトイレに行きたいと声をかけられた。
このときの看護師の行動で適切なのはどれか。
1.ナースステーションに戻り、リーダーに相談する。
2.Aさんに待つよう説明し、Bさんのトイレ介助を行う。
3.Bさんに待つよう説明し、Aさんを検査室に移送する。
4.その場から離れず別の看護師を呼び、Bさんのトイレ介助を依頼する。
正解(4)
[解説]緊急の心臓カテーテル検査のために訪室したので、最優先すべきはAさんの移送なので、1、2は×。Bさんのトイレ介助のためにも対応が必要なので、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]心臓カテーテル検査における致命的合併症の頻度はどれくらいか。
イ.0.005~0.01%
ロ.0.05~0.1%〇
ハ.0.5~1%
ニ.5~10%
前回の設問の正解は、ホの「イ~ニのすべて」でした。
過去問を考えてみよう(3074) [過去問解析]
3074. Aさん(65歳、男性)はうっ血性心不全の急性増悪で入院し、治療を受けて自宅に退院した。退院後は月1回の外来通院、週1回の訪問看護で生活指導を受け、血圧、体重、労作時の自覚症状について日誌に記録することになった。初回訪問時、Aさんは訪問看護師に「庭で野菜を作るのが趣味です。野菜作りの作業をしていると夢中になって時間を忘れてしまいます」と話した。
訪問看護師のAさんへの助言で適切なのはどれか。
1.「室内で安静に過ごしましょう」
2.「野菜を作るのはやめて他の趣味を見つけましょう」
3.「作業の後は30分以内に2L以上の水分を補給しましょう」
4.「日誌の記録をもとに自分で作業量を調整できるようにしましょう」
正解(4)
[解説]室内安静まではする必要はなく、1は×。好きな趣味を止めさせるのは不適切と思われ、2も×。作業後に2Lの水を30分以内に補給するのは心臓に負担がかかるので、3も×。正解は4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]うっ血性心不全の症状はどれか。
イ.尿量減少
ロ.浮腫
ハ.息切れ
ニ.動悸
ホ.イ~ニのすべて 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「市区町村」でした。
過去問を考えてみよう(3073) [過去問解析]
3073. 介護保険の介護給付で利用できる居宅サービスはどれか。
1.訪問入浴介護
2.介護予防居宅療養管理指導
3.看護小規模多機能型居宅介護
4.定期巡回・臨時対応型訪問介護看護
正解(1)
[解説]介護予防居宅療養管理指導は予防給付なので、2は×。看護小規模多機能型居宅介護と定期巡回・臨時対応型訪問介護看護は地域密着型サービスなので、3と4も×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]要介護認定申請はどこにするのか。
イ.厚生労働省
ロ.都道府県
ハ.市区町村〇
ニ.保健所 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「40歳」でした。