過去問を考えてみよう(1255) [過去問解析]
1255. Aさん(16歳、女子)。身長160㎝、体重40㎏。1年で体重が12㎏減少した。Aさんは6か月前から月経がみられないため婦人科クリニックを受診し、体重減少性無月経と診断された。
今後、Aさんの無月経が長期間続いた場合、増加することが予想されるのはどれか。
1.血糖値
2.骨吸収
3.体脂肪率
4.エストロゲン
正解(2)
[解説]体重減少性無月経が長期間続けば、血糖は低下傾向となり、体脂肪率は減少し、エストロゲンも低下が見込まれるので、正解は2。
[補足]体重減少性無月経では、まず体重減少が起き、その後に無月経になります。体重減少の程度は、5㎏以上とも10㎏とも言われています。また、摂食障害を伴うと、神経性食欲不振症に陥ることもあります。
次の設問に挑戦してください。
[設問]神経性食欲不振症の合併症でないのはどれか。
イ.無月経
ロ.低体温
ハ.高血圧
二.貧血
ホ.骨粗鬆症 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「児童福祉法」でした。施行された年は1947年です。施行が最も遅いのは老人福祉法で1973年です。
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