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過去問を考えてみよう(3097) [過去問解析]
3097. Aさんの手術は予定通りの術式で行われ、肺癌は術前診断通りの病期であった。Aさんの術後経過は良好であり、退院日が決定した。Aさんのバイタルサインは、体温36.3℃、呼吸数18/分、脈拍66/分、整、血圧134/76mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉97%(room air)であった。
退院後の生活指導で正しいのはどれか。
1.「インフルエンザワクチンは接種できません」
2.「左手で重い荷物を持たないでください」
3.「少しずつ活動量を増やしてください」
4.「自宅で酸素吸入を行ってください」
正解(3)
[解説]インフルエンザワクチン接種は可能であり、1は×。胸腔鏡下手術なので、2も×。経皮的動脈血酸素飽和度の数値から、酸素吸入は必要なく、4も×。正解は3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]SpO₂の正常値はどれか。
イ.100%
ロ.96~99%〇
ハ.91~95%
ニ.91~99% 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「パンコースト症候群」でした。
過去問を考えてみよう(3096) [過去問解析]
3096. Aさんは、入院2日目に胸腔鏡下左下葉切除術を受ける予定である。Aさんは看護師に「全身麻酔で手術を受けるのは初めてです。医師から手術の説明はあったけれど、合併症についてもう一度教えてもらえますか」と質問した。
Aさんに生じる可能性が高い合併症はどれか。
1.気胸
2.反回神経麻痺
3.Horner〈ホルネル〉症候群
4.Pancoast〈パンコースト〉症候群
正解(1)
[解説]左下葉切除術で、転移もないので、2,3,4は×。正解は1。
次の設問に挑戦してください。
[設問]肺尖部悪性腫瘍により、同側の肩・上肢の頑固な疼痛などをきたすのはどれか。
イ.シェーグレン症候群
ロ.パンコースト症候群〇
ハ.ギラン・バレー症候群
ニ.レストレスレッグス症候群 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「喘息」でした。
過去問を考えてみよう(3095) [過去問解析]
次の文を読み3095~3097の問いに答えよ。
Aさん(58歳、男性、会社員)は、身長175cm、体重73kgである。Aさんは、健康診断の胸部エックス線撮影で異常陰影を指摘され、3週前に胸部造影CT検査を受けた。左肺下葉に約8mmの病変が見つかり、精密検査の結果、肺癌(TINOMO)と診断され、本日、手術目的で入院した。咳嗽、息苦しさ、喀痰はない。喫煙歴があり、20年間20本/日、禁煙後18年である。
バイタルサイン:体温36.9℃、呼吸数14/分、脈拍72/分、整、血圧136/76mmHg、経皮的動脈血酸素飽和
度〈SpO₂〉96%(room air)。
検査所見:赤血球510万/μL、Hb15.6g/dL、Ht47%、白血球6,200/μL、血小板32万/μL、総蛋白
7.7g/dL、アルブミン4.2g/dL、空腹時血糖102mg/dL。
呼吸機能所見:%VC76%、FEV₁%73%
3095. 入院時の所見で正しいのはどれか。
1.頸部リンパ節の腫脹
2.拘束性換気障害
3.低栄養
4.貧血
正解(2)
[解説]呼吸機能検査が異常所見を示しており、正解は2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]拘束性換気障害でないのはどれか。
イ.肺線維症
ロ.間質性肺炎
ハ.肺葉切除後
ニ.喘息〇 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「1658年」でした。
過去問を考えてみよう(3094) [過去問解析]
3094. 20滴で1mLの輸液セットを用いて500mLの輸液を3時間30分かけて実施する場合の1分間の滴下数を求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合は、小数点以下第1位を四捨五入すること。
解答:①➁摘
① 0123456789
➁ 0123456789
正解(①4、➁8)
[解説]500mLを210分で終わらせるには、20×500/210=47.619・・・なので、正解は①が4、➁が8。
次の設問に挑戦してください。
[設問]輸液は、イギリスのChristopher Wrenがガチョウの羽と豚の膀胱を用いて溶解液を犬の血管内に投与したのが始まりとされているが、それはいつか。
イ.1558年
ロ.1658年〇
ハ.1758年
ニ.1858年 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「2001年」でした。
過去問を考えてみよう(3093) [過去問解析]
3093. インシデントレポートについて適切なのはどれか。2つ選べ。
1.法令で書式が統一されている。
2.責任追及のために使用されない。
3.インシデントの発生から1か月後に提出する。
4.分析結果は他職種を含めて組織全体で共有する。
5.医療に誤りがあったが、患者に実施される前に発見された事例の報告は不要である。
正解(2、4)
[解説]インシデントレポートは法令での書式統一はないので、1は×。提出はすみやかに行うことになっているので、3も×。患者に実施される前であれば、インシデントなので、報告する必要があり、5も×。正解は2と4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]「医療安全」がわが国の施策として始まったのはいつか。
イ.1999年
ロ.2001年〇
ハ.2003年
ニ.2005年 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「10」でした。
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過去問を考えてみよう(3092) [過去問解析]
3092. 高齢者の基本的日常生活動作〈BADL〉で評価する内容はどれか。2つ選べ。
1.整容
2.意思疎通
3.階段昇降
4.金銭管理
5.服薬管理
正解(1,3)
[解説]BADLとは、日常生活における基本的動作のことで、「起居動作、移乗、移動、食事、更衣、排泄、入浴、整容」がその内容です。正解は1と3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]バーセルインデックスは何項目の動作から構成されているか。
イ.7
ロ.8
ハ.9
ニ.10〇 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「5.9%以下」でした。
過去問を考えてみよう(3091) [過去問解析]
3091. 成人の糖尿病患者に対するペン型インスリン自己注射の指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.「ブドウ糖を携帯してください」
2.「注射部位は毎回変えてください」
3.「注射をした後は注射部位をよくもんでください」
4.「針は皮膚に対して30度の角度で刺してください」
5.「未使用のインスリンは冷凍庫で保管してください」
正解(1、2)
[解説]注射部位はもむべきではなく、3は×。針は皮膚に対して90度(垂直に)刺すのがいいので、4も×。インスリンの保管は冷蔵庫なので、5も×。正解は1と2。
次の設問に挑戦してください。
[設問]HbA1c(NGSP値)の正常値はどれか。
イ.6.3%以下
ロ.6.1%以下
ハ.5.9%以下〇
ニ.5.7%以下 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、イの「アルバート・バンデュ―ラ」でした。
過去問を考えてみよう(3090) [過去問解析]
3090. Aさん(55歳、男性、会社員)は30年の喫煙歴がある。会社の健康診断で高血圧を指摘されて生活習慣の改善を勧められたが「週末にスポーツジムで運動するようになったけれど、仕事が忙しくてこれ以上生活を変える自信はありません」と述べた。
Aさんの自己効力感を高める支援はどれか。2つ選べ。
1.Aさんの運動への取り組みを評価する。
2.Aさんの職場の上司に配置転換を依頼する。
3.Aさんが取り組めそうな目標を一緒に設定する。
4.Aさんが生活習慣を改善する気持ちになるまで待つ。
5.Aさんが脳血管疾患になる危険性が高いことを説明する。
正解(1,3)
[解説]2はやりすぎの範疇なので、×。4は悠長すぎる支援で、×。5は脅しであり、自己効力感を高めるとは思われず、×。正解は1と3。
次の設問に挑戦してください。
[設問]自己効力感を提唱したのは誰か。
イ.アルバート・バンデューラ〇
ロ.アルバート・アインシュタイン
ハ.ジークムント・フロイト
ニ.カール・グスタフ・ユング 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ハの「10~12cm」でした。
過去問を考えてみよう(3089) [過去問解析]
3089. 成人の気管内吸引の方法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.実施前に咽頭部の分泌物を吸引する。
2.吸引圧は-40kPa(300mmHg)に調整する。
3.気管チューブと同じ内径のカテーテルを用いる。
4.カテーテルは気管分岐部にあたらないように挿入する。
5.カテーテルの挿入開始から終了まで30秒で行う。
正解(1、4)
[解説]吸引圧は-20kPa以下が推奨されるので、2は×。カテーテルの内径が気管チューブと同じでは挿入不能となるので、3も×。1回の吸引は10~15秒以内が適切なので、5も×。正解は1と4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]成人の咽頭から気管分岐部までの長さはどれくらいか。
イ.4~6cm
ロ.7~9cm
ハ.10~12cm〇
ニ.13~15cm 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ニの「抗SS-A抗体、抗SS-B抗体のいずれかが陽性」でした。
過去問を考えてみよう(3088) [過去問解析]
3088. Sjögren〈シェーグレン〉症候群でリンパ球が浸潤して障害が起こるのはどれか。2つ選べ。
1.胸腺
2.涙腺
3.甲状腺
4.唾液腺
5.副甲状腺
正解(2、4)
[解説]シェーグレン症候群では乾燥症が主症状ですが、それは涙腺、唾液腺などの外分泌腺が障害されるためです。正解は2と4。
次の設問に挑戦してください。
[設問]シェーグレン症候群の診断基準の項目にあるのは、次のどれか。
イ.抗CCP抗体陽性
ロ.抗カルジオリピン抗体陽性
ハ.抗ミトコンドリア抗体陽性
ニ.抗SS-A抗体、抗SS-B抗体のいずれかが陽性〇 正解は次回に!!
前回の設問の正解は、ロの「10~20ml」でした。
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