人体の構造と機能 第39回(呼吸器系の構造と機能) [人体の構造と機能]
(2)咽頭・喉頭
《構造》
A)咽頭
・咽頭は、後鼻孔から喉頭口までの約12cmの管です。
・咽頭は、上咽頭、中咽頭、下咽頭に区別されます。
・咽頭には、咽頭扁桃、口蓋扁桃、耳管扁桃などがあって、ワルダイヤーの扁桃輪を形成しています。
B)喉頭
・喉頭は、上は下咽頭につながり、下は気管につながっています。
・喉頭の入り口には喉頭蓋(こうとうがい)があって、誤えんを防いでいます。
・喉頭の後ろには食道が通っています。
・喉頭は、喉頭蓋軟骨、甲状軟骨、輪状軟骨、披裂(ひれつ)軟骨からなるものです。
・喉頭の内側には、発生を司る声帯があります。
《機能と生理》
A)咽頭の役割
・咽頭は食物と空気の通路の役割、発声の共鳴器として働いています。
B)喉頭の役割
・喉頭には、吸気と呼気の通り道(気道)としての機能と発声器官としての機能があります。
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