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過去問を考えてみよう (115) [過去問解析]

次の文を読み115~117の問いに答えよ。

 A君(8歳、男児)。 公園から自転車で帰宅途中に転倒し、利き腕である右肘を強打した。 疼痛と腫脹とがあり受診した。 単純エックス線撮影の結果、右上腕骨顆上骨折と診断され、治療のために入院した。

115 A君の上腕から手関節までシーネ固定を行った。 患肢の観察項目で最も優先度が高いのはどれか。 (2013年出題)

 1. 知覚

 2. かゆみ

 3. 出血量

 4. 関節拘縮

                                 正解 (1)

[解説] 上腕骨顆上骨折での合併症として多いのは、骨折部での神経損傷、あるいはシーネなどの圧迫による神経損傷があります。 正中神経、橈骨神経、尺骨神経が該当する神経で、神経の支配領域に麻痺や感覚障害がおきてきます。 上腕骨顆上骨折の合併症として、フォルクマン拘縮もありますが、その初期の症状も神経圧迫による知覚異常ですから……正解は1ということになります。 

[補足1] 上腕骨顆上骨折は子どもに多い骨折で、小学生児童や幼稚園児に多くみられます。

  では、次の設問に答えてください。

[設問] 子どもの肘部の骨折で、最も多いのは次のどれか。

イ 上腕骨遠位骨端線離開

ロ 上腕骨顆上骨折

ハ 尺骨肘頭骨折

ニ 橈骨頭骨折

                     正解 (


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