過去問を考えてみよう (131) [過去問解析]
131 血中濃度が上昇すると黄疸となるのはどれか。 (2013年午後出題)
1. グルコース
2. ビリルビン
3. クレアチニン
4. 総コレステロール
正解 (2)
[解説] 黄疸と言えばビリルビン。 全く常識を問う問題ですね。 正解は2です。 グルコースが上昇すれば、高血糖、それによるさまざまな症状。 クレアチニンが上昇するのは、腎機能の低下を示唆し、総コレステロールが上昇すれば高コレステロール血症。 いずれも常識です。
[補足1] 脾臓で壊された赤血球からできるヘムは、分解されてビリベルジンとなり、さらに還元されて非抱合型ビリルビンになり、それが肝臓でグルクロン酸抱合を受けて抱合型ビリルビンとなって、胆汁中に分泌されることになります。
では、次の設問に答えてください。
[設問] 古くなった赤血球が主に壊されるのはどこか。
イ 肝臓
ロ 脾臓
ハ 腎臓
ニ 肺
正解 (ロ)
コメント 0