過去問を考えてみよう(395) [過去問解析]
395. 重症筋無力症(myasthenia gravis)について正しいのはどれか。 (2014年午後出題)
1. 筋肉の障害に起因する。
2. 手術療法は甲状腺摘出である。
3. 特徴的な症状は眼瞼下垂である。
4. クリーゼが発症した時は抗コリンエステラーゼ薬を投与する。
正解 (3)
[解説] 重症筋無力症は神経筋接合部の障害に起因するので1は×。 手術療法は胸腺摘出術で2も×。 クリーゼには筋無力症性とコリン作動性があり、筋無力症性ではコリンエステラーゼ阻害薬が有効であるが、コリン作動性の場合はコリンエステラーゼ阻害薬の中止が必要となるので4も×。 正解は3。
[補足] クリーゼの誘因としては、感染症、手術、誤嚥、薬剤、発熱、妊娠などが挙げられます。
次の設問に挑戦してください。
[設問] 重症筋無力症に特徴的な症状はどれか。
イ. 前傾姿勢
ロ. 舌萎縮
ハ. 易疲労性
ニ. 断綴性言語(だんてつせいげんご)
正解 (ハ)
コメント 0