過去問を考えてみよう(446) [過去問解析]
446. 潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis)と比べてCrohn(クローン)病(Crohn disease)の特徴について正しいのはどれか。 2つ選べ。 (2014年午後出題)
1. 悪性化の頻度は低い。
2. 瘻孔を併発しやすい。
3. 初発症状は粘血便である。
4. 炎症は大腸に限局している。
5. 好発年齢は50歳以上である。
正解 (1、2)
[解説] 粘血便は潰瘍性大腸炎にみられるので3は×。 大腸に炎症が限局しやすいのは潰瘍性大腸炎なので4も×。 クローン病の発症は10~20代に多く5も×。 正解は1と2。
[補足] クローン病の好発部位は回腸末端と結腸ですが、口腔から肛門部までのどこにでも起こることがあります。
次の設問に挑戦してください。
[設問] クローン病の発症が多いのはどの年齢層か。
イ. 10~20歳代
ロ. 30歳代
ハ. 40歳代
ニ. 50歳以降
正解 (イ)
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